Pleasure Ground

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J'aime Paris!! 親子2人旅 <Day 2>

Day 2 8/29


パリ2日目の朝を迎えました。
おはようございます。

目覚めたのは6時前。
旅行中、母も私も朝からがっつり行動するタイプでして
寝過ごす事無く、テンションMAXで準備します。
(朝に弱い主人には「信じられない」と言われました)
ホテルのTVではNHK Worldが視聴可能で、
滞在期間中はずっと「ひよっこ」を見ていました。
有村架純ちゃん可愛すぎ。




朝食は7時開始。宿泊者はビジネスマンや夫婦が多い印象でした。
パンと卵のみかな思っていたら、意外とラインナップがすごい。(サラダまであったことに感動した)
従業員も愛想が良く、朝からとても気持ちのいい気分になりました。

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2日目はVERTLAで予約したこちらのオプショナルツアーに参加します。

ベルサイユ宮殿&プチ・トリアノン+王妃の村里1日観光ツアー/La Petite Veniseでのイタリアンランチ付<日本語ガイド>

母が根っからのベルばら大好き人間(世代的に)でして
そりゃ本場に行くんだから絶対行きたい!と意気込んでいたため予約しました。
(ちなみに私は7年前に訪問済み。母の影響でベルばらも好き。)




8:15 パリシティビジョン社ピラミッド営業所にてチェックイン。

チェックイン時には「VT」と書かれた小さなピンクのシールをもらい、服に貼れとのこと。
こんなんで分かるんかいね?と思っていましたが、
周りを見渡すと世界中の観光客が集合時間まで待機しており、人で溢れかえっている状態。そりゃシールでも貼っていないと分からんわな・・・。


8:45 定刻通りべルサイユへ向けて出発です。
日本人以外のツアー客もいるため、車内の案内は基本英語かと思いきや、各国のガイドが交代で説明してくれました。
バスに揺られ、ウトウトしていると9時半過ぎに到着。


車内から大量の観光客が巨大な宮殿へ向かっていくのが見えました。はぐれたら即終了です。想像しただけで怖い。

ここで日本人向けガイドを担当するナタリー(年齢不詳)が登場。諸注意など説明をしてくれていたのですが、


暑い。



この日のべルサイユの最高気温はなんと35度。
ちょっと待って8月末って涼しいって書いてたやーん。
さわやかな秋晴れを想像していた我々は日焼け止めすら持ってきておらず、夏の終わりなのにこんがり焼けました★

8月のパリ、侮る無かれ。
※木陰に入れば涼しかったです。


さて、ツアーはナタリーのユーモア溢れるガイドで快調に進んでいきます。


鏡の間
(豪華絢爛ですが、個人的にはオペラガルニエも負けていないと思う。)

鏡の間以外のフロアはまさに寿司詰め。様々な国の言葉が飛び交いカオス状態(アジア人が一番多い)。
もちろん宮殿内にクーラーなど存在しないので
窓の隙間から時々流れてくるそよ風が唯一の癒しでした。


一通り宮殿内を回った後、ここでフリータイム。
宮殿内の庭園にあるアポロンの泉で集合となりました。
(ナタリーには「庭園は広いから時間に余裕を持ってね!」と言われる)
まぁ大丈夫でしょ~と余裕かまして庭園に入るなりびっくり。



で、で、でけぇ・・・・・

敷地面積約1000ヘクタール。東京ドーム220個分以上。
当時はこの10倍の広さだったそうな。ルイ14世の圧倒的な権力を鏡の間でも無くこんなところで感じるとは…。



※昼食後、35度の暑さの中この広大な敷地を歩くという苦行を強いられます。

集合10分前。アポロンの泉には参加者は全員集合していましたが、おや?ナタリーがいません。
通常ガイドが先に着いて集合場所で待っていますが
なんとナタリー、一番最後にやってきました。
焦っている雰囲気ゼロ。
そう、ここはフランス。ナタリーは何も悪くない。








自由気ままなナタリーに驚きつつ、ランチ会場となるイタリアンレストラン「La Petite Venise」へ。
一緒に食事をした4人組(ご夫婦と女性2人)はなんと全員兵庫県出身。
女性2人組が現在東京で暮らしているため、羽田で合流後ヨーロッパを周遊しているんだとか。うらやましい。
またご夫婦の奥様が高畑淳子の天然ver.のような方で、終始笑いの絶えないランチとなりました。

そこで話題になったのは
「オペラ座付近にある来々軒に外れは無い」

フランス料理でもなく中華が美味いという。
※後日お世話になります。

ランチはデザートのチョコケーキが激甘すぎて残す結果に…(海外あるある)


その頃ナタリーは一人で優雅に参加者とは違うコースを食していました。おいナタリーずるいぞ。




昼食後は、グラントリアノン⇒プチトリアノン⇒王妃の村里を巡る怒涛の散策コーナー。




森の中を歩くので、それなりに日陰はあるもののやはり暑い…。





グラントリアノン
ルイ14世が過ごした離宮です。グランの敷地内にも庭園がありました。





プチトリアノン
宮殿を嫌っていたマリーアントワネットが愛した離宮。
こんな数時間しか滞在していない私ですら、「あんな大きな宮殿は広すぎて嫌じゃい」と思うくらいです。宮殿は本当に過ごしにくかったことでしょう。
それに比べてプチトリアノンは動線が全てコンパクトにまとまっているため、過ごしやすさは抜群だと感じました。(といっても広い)






愛の殿堂
マリーがスウェーデンの貴族フェルゼン伯爵と恋に落ち、逢瀬を重ねた場所。
ベルばらの様々なシーンがよみがえります。
あぁ~フェルゼン様~!!



と、ここでナタリーがにこやかに一言。
「今日はとても暑いから王妃の里に行くのをやめるのも有りだけどどうかしら?」

ガイドらしからぬ提案に参加者全員びっくり仰天。
そうここはフランス。ナタリーは自分の意見を言ってるだけなのだ。

٩( `・д・´)۶おいおいいくら暑くてもそりゃねえだろうよ。こっちは9600キロの距離を越えてパリにやってきたんだぞプンスカ(Momo心の声)




「でもせっかくなのでねぇ、是非王妃の村里には行きたいわよね~」
こんな時、世界中どこに行っても自分の意見をはっきり言う母のようなタイプは強いです。
「そうね~せっかくだものね~」と母に続く参加者達。


ナタリーはしぶしぶ了承しながらも、
「アメリカ人ならここでリタイアしているんだけど」
「アイス食べたかったのに」と愚痴をこぼしていました。

ナタリー頑張ろう。あと少しだから。





ツアーは王妃の村里へ。



マリーが農民に変装して遊んだ場所とされ、
今でも実際に酪農製品を作り、農作物も栽培しています。
小屋の中に入ることは出来ませんが、
湖の周りを一周すると、あの豪華絢爛のべルサイユ宮殿が同じ敷地内にあるとは思えないほど、のどかな風景が広がっていました。
(なにせ東京ドーム220個分の敷地ですから)




しかし、ここに来て先ほどのナタリーの提案を受け入れたらよかったと後悔するくらいの暑さが襲います。
持ってきていた水も底をつきそうな勢い。


こんなタイミングで見つけたのがオレンジジュース屋。
これでもかと私たちにオレンジを搾る姿を見せつけてきます。




1杯4ユーロ。
観光地価格とかもうどうでもいい。喉を潤すのが先。
4ユーロを手放し、オレンジの果汁が身体に染み渡っていったことは一生忘れません。ぬるかったけど。



過酷な散策ツアーをコンプリートし、無事全員がバスへ戻り出発まで休憩となりました。この時点でiPhoneで計っていた万歩計は既に15000歩を突破。
いや~よく歩いたわ~とふと窓の外を見ていたら、
ナタリー自分だけアイス食うとるがな。おい。


18時過ぎ、パリ市内へ戻り解散。
ナタリーとツアー参加者の方々とはここでお別れ。
一度ホテルへ戻ろうとしましたが数年前からはまりだしたFREITAGの取扱店に行く事に。
(完璧私のわがままです)


google先生に一番近い店舗でルートを検索いただいたところ

徒歩20分

あれだけ宮殿内を歩いたのにまだ歩くかと言われそうですが「20分くらいならすぐそこじゃん、歩こう歩こう」という謎のポジティブシンキングで店舗へ向かいました。

結果:収穫なし

というか商品を取り扱っていませんでした。残念。
どうやら10区など少し離れた店舗にはあるとの噂ですがこれも数年前の話ですし
滞在中1度もFREITAGを持っている人を見かけなかったので、もうパリでは扱っていないのかもしれません。
収穫が無かったのに母を歩かせてしまってちょっと反省。ごめんよ。


外はまだ明るいですが既に19時を過ぎています。
ホテルに帰る途中、パサージュを発見。

ほとんどのお店が既に閉店していましたが、
静かなパサージュもそれなりに風情があって素敵です。



今日もモノポリーで晩ご飯を買うか…と考えていたら
日本料理店「金太郎」が目に入りました。
海外の日本食=不味いという印象しかなかったのですが
他の店を探す気力も無くなりつつあった我々は思わず入店。


パリジャン達の夕食時間とどうやら重なっていたらしく、店内はかなり賑わっていました。



フローズン生ときつねうどんを注文。
パリでもフローズン生が飲めるとは…。
キンキンに冷えたビールが喉を伝って胃の中へ…
あぁ美味い。
消費したカロリーが一気に戻る瞬間です。最高。
うどんも全く期待していなかったのですが、出汁が関西風でなかなか美味しかった。



(とても気に入ったのでいつか再訪したいなーと思っていたら、なんと先日お店の近くで刺殺テロがあったらしく。。4年前のバタクランもそうですが、思い出の地が悲しい場所になってしまうのは本当耐えられません…)



ホテルに戻ったのは20時前。もう完全に足が棒です。

3日目も過酷なスケジュールになる予定だったので、
22時にはおとなしく就寝しましたとさ。



ちなみに就寝前、もう一度万歩計を見てみました。


ホンマよう歩いたわ。